介護の基礎知識

介護の参考書籍

当サイトの制作ならびに資格取得のための勉強、投資にまつわる知識を得るために読んて役立ったと思われる書籍を紹介します。

介護スタッフを育成するための本

この本は、私が施設に入ってくる新人職員の教育を任された際に参考にしました。私が購入した時と本の装飾も変わり増版が繰り返されているようで、本当に良本だと思います。

認知症ケアに携わる人材をどのように育成するのかは、そもそも認知症ケアとは何か、認知症とは何かを改めて突き詰めて考えていく必要があり、私自身の認知症に対する知識や介護技術などについても改めて考え直すきっかけとなりました。

認知症は進むにつれて意思疎通もなかなかできなくなるものですが、そんな認知症を患った方たちに対して、私たちは『自分の』価値観を押し付けようとしていませんか?食事が終わったのに『まだ食事をもらっていない』と言い張る方に対して、『食事は終わった!』という事実だけを伝えて終わっていませんか?大切なのは、『すでに食事が終わったのに、食事を食べていないと言うその理由=その方の生きている世界(=その方の現実)』を、考え直してあげることです。介護の書籍にはよく『その方の立場に立って考えよう』と簡単に書かれていますが、『相手の立場に立つこととはそもそもどういうことなのか?』=『認知症に対する理解の深さ』=『相手に対する適切なケアを考える』という感じになります。

こういったことを、介護福祉ジャーナリストの田中元さんは『洞察力』『自省力』『課題解決思考力』と実例を用いてとてもわかりやすく説明してくださっています。

誰かを育成しようとするときほど、たくさんの気付きを得られるきっかけとなるものです。現在介護に携わっている方ならなおのこと、自分の仕事や相対している方について、認知症はもちろんのこと、双方の立場とケアの仕方について、この本はそういったことを見直すことのできるきっかけとなるかもしれません。

介護技術習得のための本

ユマニチュードは、日本ではある意味限定された介護の手法ではありますが、現場のヘルパーの立場としては本当に興味深い内容がいっぱいです。たとえ施設としては公に認めることができない方法があったとしても、現場のヘルパーが利用者に対して実践するには問題のない『介護のヒント(Tips)』がたくさんあります。ぜひ、日々の介護やこれからの介護の参考にしてみてはいかがでしょうか?

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